名古屋市長選挙の結果について

2024年11月27日
みんなで創る安心の未来
事務局長 津田康裕

河村前市長の議会開会中にもかかわらず、無責任にも衆議院選挙に出馬するという事態を受けて、突然に行われた市長選挙でしたが、多くの方から、尾形けいこ候補にご支持をいただき、支持を広げるためにご奮闘いただきました。あらためて、心から感謝を申し上げます。

尾形候補は、唯一の女性候補として「女性の力で変える 地震・気候災害に負けない みどりの名古屋に」をメインに、すぐやる3つの約束(小学校給食無償化、補聴器購入補助、天守閣木造化中止)と5つの重点政策をかかげてたたかってきました。

「河村市政」について、無批判に継承する広沢候補、立場を明らかにしない大塚候補に対して、尾形候補は真正面からはっきりと転換を訴え、共感や支援が広がりました。

最大の争点となった「河村市民税減税」について、尾形候補は、一部の富裕層だけが恩恵を受ける減税の財源の確保のために、毎年、市民サービスや人件費を削減し続けてきたと批判し(15年間で約1600億円)、この財源を使えばすぐにでも、給食費無償化など市民の暮らしを支える施策が実現できることを訴えてきました。市民の中には、自分の「減税額」を知らない人が多く、対話などで事実を伝えると支持が広がりました。

前市長の応援を受ける候補と主要5政党の推薦を受ける候補を相手に、尾形候補は、終始、論戦をリードし奮闘しました。1年以上前から、学習と交流活動を続け、多くの市民から届いた切実な要求を政策にして訴えてきました。街頭での演説や対話、SNSを活用した数多くの手作りの動画やバナーなど、多くの市民とともに作り上げてきました。

しかし、衆議院選挙中の運動の制限や選挙期間の短さもあり、市民の皆さんに訴えを十分に届けられず、残念な結果におわりました。市民本位の市政の実現は、一朝一夕にできるものではありません。今回の選挙でできたつながりをさらに広げ、より多くの市民の皆さんと力を合わせ、日ごろから活動の幅を広げていくことが必要です。私たちは、そのために、これからも奮闘していきたいと思います。

広沢候補は、選挙戦の中で、私たちの要求でもある乳児保育料の無償化、補聴器購入費用の助成や敬老パスの回数制限の緩和など河村市政では実現できなかったことを公約に加えました。しかし、市民な切実な要求である給食費の無償化には背を向け、膨大な費用をかけて、天守閣の木造復元化、木曽川導水路などの大型事業をすすめ、金持ち優遇の「減税」を2倍にし、さらなる「行財政改革」、公債償還基金からの借り入れを行うとしており、許されるものではありません。

私たちは、引き続き、市民本位の市政の実現に向けて、市民の皆さんと力をあわせて奮闘していきます。

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